賃貸か購入(分譲)か。暮らし優先なら断然購入がオススメ!

この記事はこんな人にオススメです

  • 賃貸マンションに住んでいるが、分譲マンションを検討中
  • 買ったら資産になるからお得と聞いた
  • 分譲マンションと賃貸マンションで比較したい

賃貸で暮らし続けるか、それとも購入するのか。私の結論はこうです。

  • 暮らしの質を向上させたいなら購入

なぜこの結論に至ったか、解説していきます。ちなみに賃貸の家賃が数十万以上する家に住んでいるなら「賃貸か分譲か」論争に入ってきてはいけません。好きに暮らしましょう。

分譲か賃貸か、それぞれのメリット

それぞれのメリットをご紹介します。

分譲のメリット

  • 望んだ暮らしが手に入る
  • 賃貸と同じ支払い額でも条件が良い暮らしになるケースが多い

賃貸のメリット

  • 引っ越しがしやすい
  • 修繕費がかからない

分譲か賃貸かで迷われている方は、「なんで買いたいんだっけ?」に立ち戻ることをオススメします。

賃貸マンションと分譲マンションの争点 1:コスパ

「賃貸か分譲か!?」と書かれているフリーペーパーやサイトを見たことはないでしょうか?戸建てや分譲マンションの購入を検討しはじめた方なら、一度は目に止まったことがあるはず。こういう媒体は購入者を目的としているので、「分譲のほうが資産性があるのでコスパが良い」などと書かれていることが多いです。果たして本当でしょうか?

コスパなら賃貸

賃貸か分譲か、コスパ(=コストパフォーマンス)の話が争点になりやすいですが、本当はコスパは論点ではありません。単純なコスパは賃貸のほうが良いと考えています。ローンを組むことはリスクであることと、家賃が安いところに引っ越しもしやすいですからね。そして戸建てにしても分譲マンションにしても、購入してにかかる諸々の手数料が百万単位でかかることを無視した話になりがちです。管理費や修繕費、10年~15年周期で買い直す給湯器などの設備費用も。(書いてて頭がいたいです。一回ちゃんと計算しますね)

老後の住まいを考えると買ったほうが良いのでは、という考えもありますが、賃貸暮らしでそれまでに貯金をしておくなどで対策はできるかと思います。※一般的に購入したほうが費用がかかると考えています

値上がりや値下がりしない前提の購入は危険

不動産を売る前提で買うことも、もちろん有りです。資産性も大事ですから。不動産価格はこの数年上昇傾向が続いており、新築時に4,000万円の部屋が10年後に4,500万円になって得をした、なんてケースもあります。ただし、はじめから上昇すること・下落しないことが前提にある買い方は危険です。新型ウイルスの影響でニューヨークなど大都市の不動産価格は下落傾向です。こんなこと、想像もできませんでした。水害にあったタワーマンションもそうですね。「一例を取り上げて極端だな」と思う方もいると思いますが、要するにギャンブルしますか?という問いです。私は幸せになるために買った我が家のために不幸になってほしくないと思っています。ですので、資産性を一番優先する買い方は止めることをオススメします。

不動産広告にある月々の支払いの怪しさ

皆さん、マンションなどの不動産広告は好きですか?あの間取りが載っているやつ。私は好きです。間取りをみていると夢が膨らみます。あの紙には金額も載ってますね。「3980万円、月々8万円台~」といったような。「あれ、今の家賃とあまりかわらないぞ。それなら買ったほうがお得じゃない?」と思わせるやり方ですが、あれには頭金に数百万を入れているシミュレーションが多くあります。またローン金利も変動金利で安く借りられる前提です。ちゃんと支払えることを確認してから購入の検討をはじめるべきです。

賃貸マンションと分譲マンションの争点 2:暮らしの質

個人的にはコスパだと賃貸に軍配が上がりますが、「では購入がダメなのか?」というと全く話が違います。コスパが正義の風潮がありますが、コスパを選択する理由にすると後悔します。(たしかにコスパは大事で私も大好きです)なぜ買いたいのか、を考えることがとても重要です。

購入すると理想の暮らしに近づく

こうなるとすごく単純。購入するかは買いたい物件に住みたいと思うかどうか。もっといえば、こういう暮らしがしたいという明確な動機があるほうが、理想の暮らしに近づけるでしょう。

私は中古マンションを買ってリノベーションするという選択肢を選びました。奥さんが料理好きなので広いキッチンを作りました。「こうしたい」と望んだ暮らしができるので、幸せです。他にも理由は「昔から庭付きの一軒家に住むのが夢」でもOKなんです。そこは賃貸と比較できませんよね。そのうえで予算とどう折り合いをつけるかを考えていくべきです。

売らない限りはその家はあなたのもの。賃貸のように、退去時を気にして壁に穴を空けることを躊躇する必要もありません。購入後に部分リフォームやリノベーションをすることで、好きなように暮らしを楽しめます。

まとめ:購入したい動機をハッキリさせよう

物件を購入しなくても、幸せな人はたくさんいます。購入するのが普通とか、偉いとか、そうではありません。ただ、購入することで望んだ暮らしができるのであれば、もっと幸せになれるかも、ということです。結局は人それぞれ。なんとなくで買うと後悔しかねないので、じっくり考えてくださいね。

中古マンションを購入、リノベーションを実施。雑誌「I'm home」での特集歴有。アラサー夫婦の2人暮らし。家のこと、暮らしのことを中心に紹介。
趣味は写真。特技は旅行計画の立案。
#サイト内にはプロモーションリンクがありますのでご留意ください

RISOKURA編集部をフォローする
不動産
RISOKURA(リソクラ)