・自宅にプロジェクターの設置を検討している
・ポップインアラジンが気になっている
・普通のプロジェクターとポップインアラジンの比較が知りたい
映像を大画面で見る、ただそれだけなのに・・・めっちゃ楽しい・・・
というのがプロジェクターの良いところ。
最近プロジェクターにも様々な選択肢が出てきていまして、何を選べば良いのかわかりにくいと感じています。
この記事では、ホームシアター用プロジェクターとポップインアラジンを利用した経験がある私が、選択するポイントをご紹介します。
ちなみに現在は、ポップインアラジンを購入して寝室で使っていますよ。
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ポップインアラジン2とポップインアラジンSEの違いが気になる方は、こちらの記事もどうぞ!
popIn Aladdin2 (ポップインアラジン2)
ポップインアラジンは照明・スピーカー・プロジェクターが一体化したプロダクト。
映像を映すことよりも、場所を取らないことや、ライトが直接目に当たらなく子どもにとっても安全であるなど、従来のプロジェクターとは違う視点から誕生しています。
そのため、本格的なプロジェクターとして欲しい機能が備わっていないことも多いんですが、使い勝手はピカイチ!!
唯一無二の存在です。
ホームシアター用プロジェクター
プロジェクターとは映像を大画面で映す機械のことです。
テレビも大型化してきましたが、それでも一般的には50インチ程度がほとんど。
プロジェクターでは環境が許せば200インチ以上も可能!(横幅4m以上!とんでもない大きさです。自宅に映画館があるようなものですね)
特に映画やゲームを楽しむ用途から導入を検討するケースが多いのではないでしょうか。
私は、Amazon prime video で映画を見たり、PS4をつないでゲームを楽しんでいました!
大画面・高画質な環境だと、とにかく臨場感や没入感がすごい!!
同じ映画やゲームのコンテンツなのに、満足度が全然違います!
スピーカー・AVアンプ・出力機器(ブルーレイプレイヤーやゲーム機など)が必要。
高価格帯ではJVC、ソニー。低価格帯ではエプソンなどのメーカーから発売されています。
プロジェクターの選び方についてはこちらの記事でも紹介しています。
【後悔しない】家庭用プロジェクターの選び方【ホームシアター】
通常のプロジェクターとポップインアラジンを比較
今回、以下の機種を比較していきます。どちらも私が家で使っているものです。
- JVC DLA-HD350
- popIn Aladdin2
DLA-HD350はプロジェクターを作るメーカーの中でも一流の日本ビクター製で、元々高価な機種です。
発売から時間がたっていることもあり、現在の中古価格だと5万円ほど。
安価なAVアンプやスピーカーを揃えると10万円程度でしょうか。
ポップインアラジン2も10万円を切っており、いずれも近い価格で入手可能ですね。
スペックを徹底比較
- 「JVC DLA-HD350」と「popIn Aladdin2」の2機種のスペックを比較した表は以下の通りです。
- 環境にこだわりたいならホームシアター用のプロジェクターを使うべき
- 設置の簡単さを優先するならポップインアラジン2を使うべき
機種 | JVC DLA-HD350 | popIn Aladdin2 |
価格 | 定価50万円 (中古なら6万円前後) | 99,800円 (定期的にセール実施) |
パネル画素数 | 1920×1080(フルHD) | 1920×1080(フルHD) |
コントラスト比 | 30000 : 1 | 500:1 |
明るさ(ANISIルーメン) | 1000 | 700 |
設計寿命 | 2000時間(ランプ交換) | 20000時間 |
パネルタイプ | LCOS(反射型3LCD) | 単板DLP |
光源 | 水銀ランプ | LED |
騒音レベル | 19 dB | 35 dB |
焦点距離(100インチ時) | 約3m | 約1.8m |
レンズシフト | ◯ | △(縦方向のみ) |
ズーム機能 | ◯ | ✕ |
ピント調整 | ◯ | ◯ |
映り方調整 | ◯ | △(項目が少ない) |
台形補正 | ◯ | ◯ |
設置場所 | 天井 or 据え置き | シーリング |
他に必要な機材 | AVアンプ、スピーカー 再生機器(ゲーム機等) | なし |
無線LAN | ✕ | ◯(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
Bluetooth | ✕ | ◯(4.2) |
Android搭載 | ✕ | ◯ |
スピーカー | ✕ | △(左右に2基、低音なし) |
HDMI端子 | ◯(2つ) | △(別売り機器で対応) |
S端子 | ◯ | ✕ |
コンポジット | ◯ | ✕ |
外部機器との接続性 | ◯ | ✕ |
本体サイズ (幅x高さx奥行) | 365 x 165 x 478 mm | 476 x 145 x 476 mm |
重さ | 11Kg | 4.9Kg |
設置の簡単さ | ✕ | ◯ |
シアタールームへの適応 | ◯ | ✕ |
体感的な映像の質 | ◎ | ○ |
私はポップインアラジン2を買いました。プロジェクターと比べたときの良かった点は?
比較検討をした結果、私はポップインアラジン2を購入し、メインで使用しています。
プロジェクターと比べて、良かった点をご紹介します。
天井に設置することが可能、落下の心配もなし!
ポップインアラジンは天井のシーリングライトに設置することができます。
面倒な機材や、電源の心配もなし。
天井にプロジェクターを吊るすことも検討したのですが、電源を取る必要があること・配線がごちゃつくこと、工事が必要なこと。
そして重量があるために、天井から落下したときのリスクがかなり大きいと考えました。(我が家はベッドの上に設置しています)
ホームシアター用のプロジェクターって10kg以上ありますからね。
頭上から米俵のような重さのプロジェクターが落ちてきたら重大な事故に繋がりかねません。
結果、天井に設置するならポップインアラジン一択という結論になりました。
賃貸の場合でも、同様にポップインアラジン一択になるでしょう。
手軽で場所を取らない
プロジェクターを床に設置する場合、地面に場所を取ることになります。
また、小型の投影タイプのプロジェクターも同様に、そのプロジェクターを設置するための場所が必要になります。
ポップインアラジンの場合は天井に設置することができるため、場所を取りません。
家の広さが十分ではない場合も、また家をスッキリさせたい場合でもこのメリットはかなり大きいです。
ちなみに、寝室にポップインアラジンを設置する前提でリノベーションを行いました。
具体的には、焦点距離・それから壁紙の材質をプロジェクター投影用の凹凸がないものにしています。
プロジェクター用の壁紙ってどうなんだろうと思いましたが、実際に使ってみると全然問題なく使用できます!
プロジェクター用のスクリーンを用意するよりも断然使い勝手が良いです。
これから家の購入やリノベーションを検討している方の参考になると嬉しいです。
そして、ポップインアラジンではプロジェクターのスピーカーが一体型ということもあり、設備設計が不要です。
こだわりが強くなければ、この点も大きなメリットです。
ホームシアター用のプロジェクターを使用する場合、単純に用意するものが多いです。
・プロジェクター本体
・AVアンプ
・スピーカー
・メディア再生機器(プレイステーション4など)
プロジェクター本体だけではなくて、他の設備機器もなかなか場所をとりますし、配線もけっこう厄介で、どうしても汚くなってしまうことに悩んでいました。
その点、ポップインアラジンは天井に設置するだけでOK!
場所も他設備も配線も必要ない!というのはかなり大きなメリットでした!
画質もそこそこ満足
ポップインアラジンは4Kや8Kには対応していません。
4Kや8Kに対応する感動するような画質を求める場合は、ポップインアラジンには手を出すべきではないと思います。
とはいえ、フルハイビジョン(フルHD)に対応しているため、画質が粗いと感じることはほぼありません。
特別なこだわりがなければ、多くの方にとって、特にネガティブなポイントにはならないと個人的に感じます。
実際に、以前は4Kのプロジェクターを利用していましたが、ポップインアラジンでも十分に楽しめています。
別売の機材を使えばHDMI接続できる
2021年に別売りの機材が発表され、これを使えばHDMI接続ができるようになりました。
これまで使えなかったPS4、PS5、任天堂Switchといったゲーム機器とも接続ができるようになったのです。
ポップインアラジンは気になるけど、HDMI接続できないなら用途に合わない、と諦めていた方にとっては、待っていました!という機能ですね。
また、テレビチューナーも別売りしているので、あとからポップインアラジンでテレビを見たくなったときに購入するのも手かと思います。
寿命がとんでもなく長い!
ポップインアラジンの設計寿命は20,000時間。
そう。なんと2万時間!!
ホームシアター用のプロジェクターは2,000時間が寿命となるので、10倍長い!
プロジェクターの寿命も、ランプを交換すれば復活するのですが、いかんせん交換用ランプは数万円します。
なかなかのコストがかかるんですよね。
2,000時間って文字だと長いんですが、映画やゲームをしていると、けっこう時間を使いますからね。
1週間で20時間使い続けたら、3年で寿命がきます。
(ポップインアラジンなら30年使える!?)
プロジェクターからポップインアラジンに乗り換えた不満点
ではまったく不満点がないかといえば、そうでもなく・・・。
大きな不満点ではないのですが、いくつか紹介します。
本格的なプロジェクターと比べると画質面はちょっと諦めた
映像の品質を表す上で、フルハイビジョンや4Kという画素数で比較されることが多いと思います。
ただ、映像の表現力は画素数だけではなくてコントラスト比が大きな影響を与えます!
コントラスト比は、黒を表現するときのグラデーションの数、といえばわかりやすいでしょうか?
色の再現度合いが変わるのです。
本格的なプロジェクターでは30000:1。対してポップインアラジンでは500:1。
つまり、表現力が600倍違う、ということです。
実際に使ってみても、色表現の深さではポップインアラジンでは及ばないなと感じます。
そのあたりはある種の諦めが必要です。
音質もちょっと諦めた。でも上から音が聞こえるのは良い
ポップインアラジン2はステレオスピーカーがついていて、8w+8w。
そして、harman kardan というメーカーのスピーカーが使われています。
音量もそこそこ出るので、音が小さいとは感じません。
ただし、低音の弱さは否めません・・・。
低音の響く感じ、ウーハーがついていないのでしょう。
天井に設置する都合上、マンションで上の階に響くことを懸念してだとは思いますが・・・。
プロジェクターとスピーカーをつないでいたときは、BOSEのスピーカーを繋げていたんですが、やっぱり本格的なスピーカーと比較すると音質の弱さは体感的にもわかってしまいました。
とは言っても、ポップインアラジンは感動するような音ではないだけで、必要十分と言えるので、気にならない方はまったく問題ないでしょう。
まとめ
ということで、コンセプト面で優れており手軽に導入できるポップインアラジン、自分好みの本格的な環境が作れるプロジェクター、それぞれご紹介しました!
私はポップインアラジンを購入して、寝室で現役で使っていますが、十分に満足しています。
これにより、寝ながら映画やアニメを楽しむ生活を手に入れることができました。
アマゾンプライムでよく観ていますが、眠くなったら途中で止めてもまた続きから再生できるので、便利ですよ~。
ポップインアラジンかプロジェクターか。どちらを優先するかはアナタが求めるもの次第。いずれにしても、プロジェクターは生活の質を高めること間違いなし!