10eyevan購入レビュー。選んだ理由と、自分に合ったメガネ選び

おおよそ3万円を超えると高級と分類されるであろうメガネの中でも、7万円近くする10eyevan(テン アイヴァン)。

今回、10eyevan No.5(サイズ44)を購入したので、買うに至った経緯を購入レビューとしてご紹介しようと思います。

ちなみに菅田将暉が以前ドラマで掛けていたメガネと同タイプでした(たまたま)。

 

メガネ選びの参考になれば幸いです!

 

メガネを買い替えようと思ったきっかけ

私は普段1dayコンタクトをつけることがメインで、たまにメガネをかけるような利用頻度です。

ただ、業務でもパソコンを利用する頻度が高いことから、夕方には目が疲れるなぁということで少し悩んでもいたのです。

そして今回、美容室で髪を思いっきり切られ前髪が短くなったことをきっかけに、「いっそこの前髪の長さなら普段もメガネで過ごせるかも」と思いたったことがきっかけです。

 

これまでは3年ほど、OLIVER PEOPLESの503、茶色のマーブルフレームを利用していました。

いいメガネですが、いかにもメガネっぽさがあること、買うときには気になっていなかったもののやや横幅が大きいと思うようになったことから、新規一点、新しく気に入るものを買おうと思ったのでした。

 

メガネ選びの基準

ここからは、どういった基準でメガネ選びを進めたか、各項目をご紹介したいと思います。

  • 瞳孔間距離(PD)
  • 目が小さくみえにくいメガネ選び
  • メガネっぽくないフレーム
  • 持ちたいと思わせるブランド
  • 感性の側面から自分で似合うと思える

 

これらの項目に照らして結論を書いておくと下記のようになります。

  • 瞳孔間距離(PD) → PDが64mmから前後2mm
  • 目が小さくみえにくいメガネ選び → 小さいレンズの丸メガネ
  • メガネっぽくないフレーム → 細いチタンフレームで顔なじみが良いくすんだゴールド
  • 持ちたいと思わせるブランド → ものづくりの背景から10eyevan
  • 感性の側面から自分で似合うと思える → No.5

 

ということで、選ぶべくして選んだのですが、それぞれ解説していきます。

 

メガネ選びで大切な瞳孔間距離(PD)

実は、やや大きいと感じていたことが誤りでなかったことがこのあと発覚します。

 

瞳孔間距離(PD)という言葉をご存知でしょうか?

左右の目の幅を表す数値でして、体や顔のサイズが人によって異なるように、当然ながら人によってPDも変わるのです。

 

OLIVER PEOPLESの503はPDが69mm。

対して、メガネ屋さんで図ったPDは64mm。

つまり、5mm差があったため、メガネが大きいと感じていたのです。

 

メガネのPDのほうが大きいと、メガネの中心よりも真ん中に瞳孔が置かれるため、ややより目っぽい印象になるのです。

 

家で使うならともかく、外でも積極的に使おうという場面ではPDが合っているのは重要です。

そしてどうやら2mmの誤差であれば違和感がなく使えるようです。

 

この時点でPDが62~66mmのメガネを買うことに決めました。

近視メガネをかけると目が小さくなる問題

近視のメガネは、どうしても目が小さくなってしまいます。

身近にも、これが嫌でメガネをかけたくないという話を聞きます。

目が小さくなってしまうことは仕方ないので、レンズ部分では非球面レンズを選ぶと良いでしょう。

そして、フレーム選びで考えるべきは、レンズサイズです。

 

錯視効果により、レンズのサイズが大きいと、目のサイズが小さくみえてしまいます

そのため、レンズサイズが小さいフレームを選ぶことで、目のサイズを小さくみえづらくすることができます。

 

メガネの型は大きく分けると丸・スクエアの2分類になりますが、丸のほうがレンズが小さかろうということと好みから丸型で選定を進めました。

 

メガネっぽくないフレーム

普段コンタクトでいることもあり、できるだけメガネかけてない感がほしいと思いました。

これまで利用していたOLIVER PEOPLESの503はいかにもメガネかけてます感が出ます。

それはフレームのサイズや色が大きな要因です。

 

例えば、あえて印象をつけたい場合は大きな赤フレームで印象を残したい方もいるでしょう。

どちらかといえば対極で、メガネの印象をできるだけ持たせずに繊細な印象を持たせたいと考えました。

 

そこで、フレームはチタンで、できるだけ細めのものから選ぶことにしました。

また、フレームカラーは顔なじみが良いくすんだゴールドを選びました。

 

持ちたいと思わせるブランドである

これまでのような自宅利用メインの、サブ的な活躍ではなくて、仕事でも使えるようなメガネを探していました。

メガネ自体が数万円するもので、あまり物を買い替えるのも面倒で長く使いたいと思っていたので、使うことに納得感があるものを選びたいと考えました。

言い換えれば、持ちたいと思えるブランドや、ものづくりの背景が重要でした。

 

その点において、10eyevanは抜群に納得感がありました。ここについては後ほど記載します。

 

感性の側面から自分で似合うと思える

感性の部分は最終的にはいくつかかけくらべをして選びました。

個人的には「メガネかけてない感を出したい」と思った自分でも納得できることが重要です。

似た形であるNo.3 は万人が掛けやすい逆三角形デザインですが、OLIVER PEOPLESでも同じ形を利用していたため除外。

やや洒落た要素を出したいため、また10eyevanの中でも真円に近い No.5 を選びました。

 

購入した10eyevanとは

10eyevan(テン アイヴァン)とは、日本のメガネメーカー Eyevan(アイヴァン)が持つブランドの中でも最高級ラインにあたります。

デザイナーの中川浩考氏が「美しい道具」をコンセプトに、選びぬかれた10種類のパーツで構成されていることから、ライン名に「10」が入ります。

特注パーツを利用しているためか、価格的にも7万円前後と正直値がはります

ただ私みたいに、ずっと使うメガネを探しているのであれば、一度は候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

こだわりぬかれたパーツ・デザインから構成されたメガネの説得力と造形美はすさまじく、他と迷ってデザイン的にも気に入ってお財布事情もOKなら10eyevanはかなり魅力的に映るはずです。

 

一方、購入後に影響するポイントが2点あると思いましたので、紹介します。

βチタン製トルクネジ

メガネのつる(顔の横にくる細長いパーツ)とメガネの正面をつなげるネジが、星型です。

通常プラス型が多いと思うのですが、緩みづらいネジを利用したいと考え、特殊な専用ネジが作られました。

緩みづらいというメリットの一方で、デメリットもあります。

それは、トルクネジのドライバーを持っている一般家庭が少ないということです。

そのため、緩んだと思ったら近くのメガネ屋さんで調整をしてもらうか、もしくは専用のドライバーを購入する必要があります。

シェルパッド

鼻あて部分が、貝(シェル)でできています。

装着のフィット感が抜群です。

一方で、2年ほどですり減るといった事例もあるように、耐久性が低いため、交換が必要になります。

パッドは片方2,000円もするので、ちょっとお高いですね。

追加で課金すればシルバーに変更することもできるようですが、ここのランニングコストは購入にあたって検討材料になりそうです。

 

10eyevan No.5について

10eyevanでは納得したデザインが出来上がったら、No.○と名付けて製品化します。

納得しなければ製品化されませんので、デザインがでるタイミングは不定期と言われています。

そんな中でも No.5 は、ドラマで菅田将暉がかけていたことや道具としてのメガネといった文脈での正統デザイン(に思える)丸メガネという点がはまり、10eyevan の中でも注目度が高い型になっていると思います。

 

サイズ展開は44・46の2種類。メガネブリッジが22mmあります。

つまり、PDは66mm・68mmの2展開です。

さらにサングラス用はもう一回り大きい造りとなっています。

PD距離は2mm以内なら許容値ということで、PD64mm~70mmの方であれば数値上フィットすると言えます。

 

私自身もNo.5 を選んで日常的に使用していますが、すごくいいデザインでありながら抜群に軽く使いやすさもあって気に入っています。

10eyevan no.5

メガネ選びで比較したブランド – 型名を紹介

参考までに、比較した中で記憶にあるメガネを記載します。

ayame – MANRAY

ayameのマンレイも有名です。

ブリッジとノーズパッドが一体型であったり、ミニマルなデザインが好みだったからです。

が、

  • フレームが弱いこと(店員さんから聞いた)
  • PDサイズが大きいこと(PD68)

から候補から外れました。実際につけてみましたが、やっぱり大きく感じました。

Yellows Plus – LESLIE

国産メガネブランドでありながら、海外のほうが受けが良いという逆輸入的な人気がでてきるブランドです。

LESLIE(レスリー)というこちらのモデルも悩みましたが、レンズサイズが大きかったため、候補から外れました。

YELLOWS PLUS Official Website
Yellows Plus eyewear official site. “Sophisticated Beauty of the Style, Designed and Made in Japan. アイウェアブランド「Yellows Plus」のオフィシャルサイト

Eyevan 7285 – 167

アイバンの別ラインです。こちらも結構悩みました。

PDが67mmとやや大きいものの、デザイン的にはベターでした。

ちょっとのデザインやPD1mmの差で3万円程変わることに悩みましたが、結局あとから後悔しそうだと思い、10eyevan を選びました。

Oliver Goldsmith – Oban

オリバーゴールドスミスというお洒落メガネブランドです。

メガネの鼻あてがなくて、ブリッジ部分だけでバランスを取るというデザインが好みでした。

レンズサイズがやや大きいこと、レンズの耳あて部分がチタンではなかったことから、候補から外しました。

10eyevanは最高だけど、目的にあったメガネ選びを

このようにして、10eyevanを利用するに至りました。

 

買ってみて、使ってみても10eyevanは良いものです。

ただ、安くない買い物になりますし、似合わないものをかけることもストレスになると思います。

冒頭に書いたようなメガネの選び方を参考にしていただきながら、ご自身の中でのベストなメガネにたどり着くことを願っております。

 

中古マンションを購入、リノベーションを実施。雑誌「I'm home」での特集歴有。アラサー夫婦の2人暮らし。家のこと、暮らしのことを中心に紹介。
趣味は写真。特技は旅行計画の立案。
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